こんにちは、しょう(@syo5_maint)です。
コインパーキングにクルマを止めて用事を済ませて帰ってきたら
稀にロック板のバーが上がっていないなんて事を経験した事はないですか?
そのとき
- 駐車料金が表示されないしどうやって支払えば良いのかわからない
- これってもしかすると「ラッキー」なのでは?
- このまま出庫出来るけど、その場合、後から何か言われたりしないだろうか?
このような悩みを
コインパーキングの業務を20年以上経験し
これらの問題を数多く見てきたわたしが、わかりやすく解説致します。
この記事を読むと
ロック板のバーが上がっていない時の対処方法
バーが上がらない理由
そのまま出庫した場合どうなるかが分かるようになります。
それでは、さっそく行ってみましょう!
ロック板のバー(フラップ)が上がってなくても支払いは必要
コインパーキングにクルマを駐車して戻ってくると
ロック板のバーが上がっていない時がごく稀にあると思います。
このときに「やったラッキーだ!タダで出庫出来る!」
と思ってしまうと結構危険な考え方なので注意が必要です。
コインパーキンから出庫する時に
ロック板のバーが上がっていないから無料サービス中というわけではありません。
バーが上がっていなくても管理者の承諾がなければ駐車料金を支払わなければいけません。
たとえ出庫時にバーが上がっていなかったり
精算機で料金が発生していなくても
駐車場にクルマを止めるサービスを利用したのであれば
その料金を支払うのは当たり前です。
例えば
飲食店で料理を注文して満足のいく食事を終えたとします。
当然に帰るときにその食事代金を支払うと思うのですが
たまたまその時に店員がいなくて
そのまま帰れる状況であったらそのまま帰りますか?
これそのまま帰る人だと「そうとうヤバイ」ですが
誰もいないからといってそのまま帰ると食い逃げ(無銭飲食)になります。
これと同じで
有料のサービスを利用したのであれば
支払わずに立ち去れる状況であったとしても
利用したサービス料金はきちんと支払う必要があります。
なので
ロック板のバーが上がっていなくても
精算機で料金が発生していなくても
クルマを駐車したのであれば、その料金は支払いましょう。
この手のパターンは結果的に「無料サービス」になることが多いので、勝手に無料だと思いこみますよね。
「無料サービスにしてもらう」のと「タダだと決めつける」のは全然違うので注意が必要ですよ。
とはいえ、料金が発生していなければ支払いようがないと思いますよね?
その対処方法を次に解説していきたいと思います。
対処方法はコールセンターに電話をするだけです
駐車料金を支払う必要があることはわかっているが
状況によっては支払いたくても払えない場合があります。
次のパートで詳しく解説しますが、ロック板のバーが上がっていない時は
精算機で駐車料金を支払える時とそうでない時があります。
駐車料金が表示されて支払える場合はそのまま支払えば良いのですが
料金表示がされない場合もあります。
この場合は支払うことが出来ません。
だからといって、そのまま帰ったらダメですよ。
この時の対処方法はとても簡単です。
駐車場内の案内看板や精算機に記載されている「コールセンター」に電話するだけです。
コールセンターに電話をして状況を説明しましょう。
状況に応じて適切な指示がありますので、それに従えば良いです。
わたしの個人的にな経験ですと
ここで無料サービスになると、正々堂々とラッキーになりますね。
ほとんどの場合は上記のような対応になると思いますが
中には「ちょっとそれおかしくない?」と感じてしまう指示をする場合があるようです。
例えば
サービス料金の支払いはしないといけませんが
こちらの過失でもないのにこれらの指示に従う必要はありませんのでキッパリお断りしましょう。
わたしであれば
こちら側は「なにも悪いことしていないのに!」って思いますが対応してあげれる範囲で協力してあがれば良いと思います。
まとめると
精算機で料金表示されれば支払えば良い
料金表示がなければコールセンターに電話する
基本的にコールセンターの指示に従うが、理不尽な内容には従う必要はない
もっとも重要なのは後にトラブルとならないことです。
そのためには「支払う意思がある」ということを相手に伝えるのが重要です。
ロック板のバーが上がらない原因は大きく分けて2つあります
ロック板のバーが上がっていないといっても、その理由は色々あります。
原因は大きく分けて次の2つあります
どちらもロック板が上がりませんが
状況が全く違うので順番に解説していきますね。
入庫車両を検知していない
コインパーキングのロック板には
クルマが入庫するとそれを検知するためのセンサーが備わっています。
そのセンサーが検知することによって
駐車場機器はクルマが入庫されたのを認識します。
ですが
これらの処理のなかでクルマが入庫されたにも関わらず
駐車場機器が認識出来ていない状態になることがあります。
理由はいくつかあるのですが
このような状態になると
駐車場機器はクルマが入庫されたことを認識できていないので
当然ロック板のバーも上がることはありません。
クルマが無いのと同じ状況ですので
支払うために精算処理をしても表示されることもありません。
ロック板の機械的トラブル
上記とは違ってクルマが入庫されたことは検知されています。
ですがロック板の機械的トラブルによってロック板のバーが上がっていない状態です。
こちらも理由は色々ありますが
駐車場機器がクルマの入庫を認識しているので
バーが上がっていなくても精算機で料金表示もされますし
「駐車料金の支払い」を行うことが出来ます。
もしもこの状態のときに
そのまま出庫すると駐車場機器では「不正出庫」が発生したと認識して逃避情報を記録します。
システムによっては防犯カメラも同時に記録されます。
また、バーが上がらない理由として「小さな引っ掛かり」の場合は
出庫時の振動によってバーが上がってくる場合があります。
そうなると出庫途中にバーが上がってきて大きな事故になる可能性がありますので
絶対に出庫しないようにして下さいね。
機械とクルマが接触すると、互いに大きく損傷するので損害が大きいです。
未払いで出庫すると損害賠償を請求される可能性があります
今回の場合は
最初から料金を踏み倒すことを前提に利用しているわけではないので
「刑事訴訟」になることは無いと思います。
ですが「民事訴訟」になる可能性は大いにあります。
自分には全く過失がなく
ロック板のバーがたまたま上がっていなかったがために
出庫しただけなのに民事裁判に巻込まれたら面倒ですよね。
このような事にならないためにも
ロック板のバーが上がっていなくても駐車料金は支払うようにしましょう。
3分以内は無料の考えはトラブルの元になる
普段コインパーキングを利用している方に「入庫して3分以内は無料だよ」って思ってる方が多いような気がします。
もしも
たしかに入庫後3分が経過すると
ロック板のバーが上がるようになっているコインパーキングが多いですが
実はこれってすべての駐車場で無料になっているわけじゃありません。
少しややこしいですが
入庫後にロック板が上昇するまでの時間設定は次の3種類があります。
上記の3種類すべてが
ロック板のバーが上昇するまでの時間に関する設定ですが
内容や意味がそれぞれ違うので順番に解説していきます。
入庫後の無料時間
まさにこれが無料時間の事ですね。
クルマを入庫してから、設定時間内はサービス時間となります。
もちろん無料ですしロック板のバーも上がってきません。
たとえば
店舗などの駐車場で「入庫後30分無料」など表記されてる
看板を見かけたことがあると思いますが、これがその設定ですね。
待機時間
次に無料時間とくらべて違いが難しい「待機時間」です。
無料時間と同様に
設定時間内はロック板のバーは上がってきませんが
無料時間と違って駐車料金は発生しています。
これは入庫中にバーが上がると
接触事故が起きるかもしれないので
しばらくの間バーが上がらないように設定されています。
ようするに、事故防止のためにバーを上げないのであって、無料時間ではないと言うことです。
つまり、この「待機時間」中に出庫する場合は駐車料金を支払う義務があると言うことです。
この「無料時間」と「待機時間」を同じものだと思っている方が凄く多いです。どちらもロック板のバーが上がりませんが、目的と理由が全く違います。
再加算時間
これは前の2種類と違ってクルマを出庫するときに、接触事故を防ぐ目的で設定されています。
駐車料金を支払った後、再度料金の課金が開始するまでの時間です。
もちろんロック板のバーは上がりませんし、料金も発生していません。
このように3種類の設定があるのですが
実はコインパーキングでは事故防止のために「待機時間」を採用しているケースがかなり多いです。
しかしこの待機時間の設定を
「入庫後すこし無料時間がある」と勘違いしている利用者さんがかなり多いです。
これらの勘違いにより「事故やトラブル」もありますので、気をつけるようにして下さいね。
まとめ
さて、如何だったでしょうか?
ロック板のバーが上がっていない時の対処方法は分かりましたでしょうか?
小さなことでも、大きなトラブルに巻込まれる場合もあります。
そんなことにならないように、しっかり対処できるようにしましょう。
最後まで読んで頂きありがとうござました。
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