こんにちは、しょう(@syo5_maint)です。
仕事で車を使っている場合は「コインパーキングの領収書」を手にする機会が多いと思います。
経費精算や確定申告時には必ず必要となる大事な書類です。
そんな大事な書類なのに
「精算時に出て来なかったり」
「取り忘れてしまったり」
「紛失してしまったり」する事があります。
こんなとき、たかが数百円なんで自腹で支払うという方が結構いるようですが、領収書の発行依頼はそんなに面倒な事ではありませんので、自腹で払わないできっちりと経費精算しましょう。
という事で
今回はコインパーキングを利用した際に領収書の発行を依頼する方法を解説致します。
コインパーキングで領収書が出なかった場合は発行してもらえます
コインパーキングの利用料を支払った後に
領収書の発行手順を行ったにもかかわらず発行されない場合があります。
このような場合はコインパーキングを管理してる会社もしくは、緊急連絡先に領収書の発行依頼すれば間違いなく発行してもらえると思います。
領収書については法律で定められていて、支払人より領収書の発行を請求された場合は代金の受取人は領収書の発行義務を負います。
このような理由で領収書が出てこなかった場合は
発行依頼をすれば、殆どの会社では領収書の発行手続きを行ってくれると思います。
また領収書の取り忘れについても
利用者の過失があるものの「出なかった」場合と同様に
発行依頼により手続きを行ってくれると思います。
問題となるのが「領収書を紛失」した場合についてですが
次で解説していきます。
領収書を紛失した場合の再発行は会社により対応が違う
一度発行した領収書を紛失した場合は
「再発行」となるため
これまでの「出なかった場合の領収書発行」とは違って会社により対応が違ってきます。
前項でお伝えしたように
代金の受取人は領収書の発行義務があります。
ですが
一度発行すればその義務を果たし事になり
再発行については拒否することが出来ます。
ちなみに一般的な街の店舗であれば
殆どの場合は「領収書の再発行は拒否」される事が多いと思います。
法的に再発行を禁止してる訳ではありませんが
経費の水増しや二重請求など不正のリスクもありますので消極的な場合が多いと思います。
ですが
コインパーキング会社の場合は再発行を依頼した場合でも発行してもらえるケースが多いと思います。
私が知る限り大部分の運営会社では領収書の再発行を行っています。
但し
領収書には「再発行」という文字が入りますが
通常の経費精算では問題なく使用出来ると思います。
とはいえ領収書の再発行を断るコインパーキング会社も実際にありますので、それぞれ問い合わせして確認するほかありません。
出なかった場合は発行してもらえますが、紛失の場合の再発行はされない場合があります。
運営会社の方針によってマチマチなので気をつけてくださいね。
領収書を再発行してもらえない大きな理由とは
ケチくさい事言わないで
領収書の再発行ぐらいやってくれたら良いのにって思いますよね?
私の感覚だと殆どの場合は「再発行」を行ってくれるイメージですけど、再発行はしないと決められている運営会社もあります。
では、なぜ?
再発行をしてくれないのか?
大きな理由は次の3つ
再発行する義務はないので拒否する権利は当然ありますが
お客様へのサービスと考えれば再発行ぐらいはしてほしい気はしますよね。
つぎに
経費の不正処理を防止するためですね。
一般的に街の店舗が再発行してくれない理由の殆どがこの理由だと思います。
特に医療の領収書などは殆ど再発行してくれる所が無いように思います。
ですが
最近では「再発行」と追記した上で領収書の再発行を行ってくれるところも増えてきました。
「再発行」と記載することで2重計上や経費の不正処理をある程度防ぐことができますので、お客様へのサービスとして対応してるところも多いですね。
クレジットカードで支払った際の領収書に「クレジットカード払い」と記載されているのも、同じような理由ですね。
さて最後に
「再発行には費用と手間がかかる」についてですが
おそらくこれが最大の理由となっていると思います。
まず領収書を発行する上で「実際の支払い」を確認しなくてはいけません。
無人のコインパーキングの特性上
実店舗とは違って有人での確認は取れていないので
申告情報を元に売上データーから検証しなくてはいけません。
入庫日時、出庫日時、駐車番号、駐車料金、投入金額
などから実際に支払い事実を確認する必要があります。
また無人での運用ですので領収書を渡すためには「輸送費」がかかる事になります。
どちらもたいしたことない金額ですが
駐車場の売上と比較した場合「バカには出来ない」ときが発生します。
例えば
実際の支払い確認にかかる時間が10分だとして、時給1,200円の方に作業してもらうとおよそ「200円」です。
領収書は金券ではないので、普通郵便で送るとして切手代、封筒や用紙また送付手続きの手間をいれて1通送るのに「100円」ぐらいとします。
つまり領収書を1通発行するために「300円の経費」が発生することになります。
極端な例だと
駐車料金100円の場合
100円の領収書を発行するために300円の経費をつかう事になる場合があります。
このような理由で領収書の再発行を行わない管理会社が存在するのです。
利用確認は行うが発行理由については調べていない
領収書の発行を行う際にはどのような理由であっても利用確認(実際の支払い)の確認は必ず行いますが、発行理由(出ない、取り忘れ、紛失)などの理由は本人の申告を採用して実際の確認を行っていません。
領収書の取り忘れがあっても忘れ物の回収に現地に向かうことはありません。
また領収書が出なかった場合でも
一度ぐらいでは装置の故障確認の為に修理スタッフを派遣することはありません。
数回連続で領収書が発行されない場合は故障の可能性が高いので派遣されますが、1度ぐらいでは様子を見ることが一般的なのです。
つまり何が言いたいのかと言うと
自分の過失で紛失したにもかかわらず「出なかった」と嘘をつくのは流石によくありませんが、言わなくて良いことを言う必要もありません。
◯◯パーキングの◯◯車室に◯月◯日◯時ごろ駐車して◯◯円支払いましたので、領収書の発行お願いします
と伝えれば概ね対応して貰えると思います。
最近だと電話だけではなく「メールやQRコードからの入力フォーム」を準備してるところも多いので必要な事だけを伝えれば大丈夫です。
もしも
理由について根掘り葉掘り訪ねてきて
領収書の発行を拒む運営会社であれば
利用客に対してサービス精神が低いと考えられるので
今後利用を控えるというのも一つの考えです。
ちなみに私が監修してるコールセンターでは
紛失の場合でも再発行を行っている所が多いですね。
但し「再発行」と追記されますけどね。
さいごにひとつ
いつでも発行してくれるから領収書は取らなくて良いし、失くしても良いよというのは間違いですよ。
管理会社は再発行に経費がかかるけども、利用者の事を思って発行してくれるものです。
また領収書の発行履歴は残されていますので
頻繁に発行依頼をしているとなんらかの対処を行われるかもしれません。
まとめ
さて今回はコインパーキングの領収書の話でしたが如何だったでしょうか?
実はコインパーキングで領収書が出なかった時、経費精算が出来なくて自腹で我慢されている方が多いようです。
領収書の発行処理は管理会社に依頼することで対応してもらえますので、自腹は良くないですよ。
発行の理由により拒否される場合もありますが、少し依頼方法を工夫すれば発行して貰えると思います。
但し、悪用はダメなので気をつけて下さい。
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