こんにちは、しょう(@syo5_maint)です。
遊休地の活用法としてコインパーキング専門業者に一括で賃借する方法があります。
ですが、コインパーキングの専門業者は大小合わせると「1,000社以上」
なかには3,000社以上もあると言われています。
実際に相談してみようと思っても
企業数が多すぎるため
どの企業に相談したら良いのか悩みませんか?
今回の記事ではこのような悩みにお答えします。
コインパーキング専門業者に一括借上げをお願いする場合において重要なのは次の2つ
上記の知識があれば、あなたにとってより良いパートナーを見つける事が出来ると思います。
この記事を書く私は、コインパーキング業界で20年以上の経験があり「専門業者側」と「土地所有者」の両方の交渉経験があります。
なので、それなりに参考にして頂けるかと思います。
コインパーキング運営会社の正しい選び方「条件を見てから検討」
コインパーキングの運営会社ランキングを、見てもなんの意味もありません。
何を基準にしたランキングかわかりませんが
土地の所有者にとって重要視するものが違います。
例えば「多くの賃料」を求める所有者にとって
運営会社の売上高ランキングなど見ても全く意味がありません。
上記のような2つの企業があったとします。
高い賃料を求める方なら
売上高が少なくても
多くの賃料を支払ってくれる企業を選ぶでしょう。
そして、多くの土地所有者がもっとも重要視するのは「土地の賃料」だと思います。
つまり、多くの賃料を支払ってくれる運営会社を選びたいと考える方が多いと思います。
では、「支払い賃料が多いランキング」(そんなランキング有るかどうかしりませんが)1位の運営会社さんに相談すれば良いと思うかもしれませんが、そう簡単ではありません。
各運営会社すべてそうですが
場所や条件によって賃料が大きく変化します。
所有地の状況や場所によって、A社が一番の時があればB社が一番の時もあります。
つまり、その都度見積もりを取って確認するしか方法がありません。
なので「多くの賃料」を目的とするならば
たくさんの運営会社から見積もりをとりましょう。
各社の契約条件を見てから、じっくり検討するのがオススメです。
結論として、自分にあったより良い運営会社を見つけるには、多くの運営会社と実際に会い、自身で確認するのが最も正しい方法ですね。
コインパーキングの運営会社「9社」すべてに見積り依頼
良い運営会社と出会うためには、たくさんの運営会社から提案をもらう必要があります。
とはいっても
コインパーキング業界の事はまったく分からないし
運営会社も分からない場合は下記のリストを順に連絡すれば大丈夫です。
出来れば上記の運営会社に加えて
地域密着型の運営会社さんを2〜3社プラス出来ると完璧です。
地域密着型の運営会社は
全国展開してる大手運営会社よりも良い条件を提示してくれる可能性が高いです。
関東圏や関西圏などの人口密集地域は、多くの運営会社があります。
また、地方にもその地域のみ対応している地域密着型の運営会社があります。
遊休地の周辺を見て回れば、地元の運営会社を見つけることが出来ると思います。
該当用地に最も近い所で運営している業者にも、声をかけてみましょう。
良い条件を提示してくれる可能性が高いです。
運営会社との交渉テクニック7選
運営会社とより良い条件で契約するためには、交渉を行うことは避けては通れない道です。
そこでコインパーキング運営会社に
使える交渉テクニックをご紹介いたします。
順番に解説していきます。
相見積り
見積り依頼をする際に「相見積り」であることを、相手に伝えておきましょう。
運営会社の立場からすると
競合相手がいるのといないのとでは気持ち的にはかなり違ってきます。
競合相手の条件より、少しでも良い条件を提示しようと頑張ってくれます。
「今回は相見積りです。良い条件の提案よろしくお願いします」
と一言伝えるだけでも、かなり違いますよ。
継続的に次があるように
今回限りの単発契約よりも
次回以降もお願いしたいと伝えておきましょう。
運営会社の立場からすると
1件だけの契約よりも複数契約になる可能性があれば
それだけ良い提案を剃ることが出来るようになります。
「いやでも、2軒目の予定も無いしウソは良くないよ」って思うかもしれませんが、この先どうなるかはわかりません。
実際にコインパーキングで成功した場合、2軒目、3軒目と土地を購入したり借りたりして複数経営される方は多いです。
また1軒目で契約した運営会社にそれ以降もお願いするパターンが多いので、まんざらウソでもなくなります。
他社の見積り価格を公開
相見積りな事を伝えると同時に
他社の提案価格が出ているのであれば
どんどん公開していきましょう。
ただし、社名や提案書を開示するのはやめましょう。
守秘契約を結んでるわけでもないので違法となる訳ではありませんが、マナーとしてはあまりよろしくありません。
あなたにとって一番良い提案の内容を公開するだけで、効果は十分に発揮します。
他社の条件よりも良い提案をしなければ
契約をもらえないことは運営会社の営業マンが一番知っています。
車室単価と収容台数をかけ合わせる
複数の運営会社から提案してもらうと、レイアウトにより収容台数が違うことが稀にあります。
その場合は、車室単価と収容台数の良いとこ取りをして交渉してみましょう。
例えば次のような提案があったとします。
上記のような場合は
9台収容で車室単価を1万円になるのが良いですよね?
つまり、A社にB社のレイアウトを使い9台にならないか交渉します。
契約期間の延長も視野に
契約期間を伸ばすことが可能であれば、条件によっては伸ばせることを伝えましょう。
運営会社はコインパーキングを運営するために、数百万円の設備投資が必要となります。
契約期間内で、この投資費用をある程度償却しないといけないので、契約期間が短いとそれだけシビアな提案となります。
なので契約期間が長くなれば、償却費用を抑えることが出来るので、その分条件アップを期待することが出来ます。
即決価格を見せる
各運営会社との交渉がほぼ終わり
最期のひと押しに使えるテクニックとして「即決価格」の提示です。
引越し業者などが相見積になった時、よく使われるテクニックの一つです。
「今、当社に決めていただけるのであれば、更に1割値引きしますよ」なんて良く言われます。
これは、提示した条件を持って、他社との交渉を防ぐために使われるテクニックです。
通常は業者側から申し出るものですが、こちらから運営会社に伝えることにより、更なる好条件を提示してくれる可能性があります。
例えば、次のように伝えてみましょう。
現状で御社の提案が最も良いと感じています。
しかし、他の業者から「より良い条件が出た場合は条件を見直すので一度相談してほしい」と言われています。
でも、また他業者に連絡をするのも手間なので
プラス〇〇円して頂ければ、この場で御社に決めます
このように「即決価格」を提示されると
多少譲歩してでも契約を取りたいと考えます。
簡単に条件アップに応じてくれる事もあるので、是非このテクニックを使ってみてください。
自身で運営する事も検討中
自身で運営管理をする事も合わせて検討していると伝えましょう。
運営会社の立場からすると
自社運営と比較されるとなると金銭的利益では勝つ事が出来なくなります。
このあたりの詳しいことは過去記事にあるので興味があったら見てください。
【個人経営 VS 一括借り上げ】コインパーキングを経営するならどちらを選ぶ?
利益を最大限にするには「賃貸じゃなく自主運営」
コインパーキングの専門業者に一括貸しを行なうのが楽チンですが、やはり利益を最大にするのであれば自主運営がオススメです。
コインパーキングの専門業者は、自主運営で出る利益以上の賃料を支払うことが出来ないからです。
自主運営で稼ぐ利益以上の賃料を支払うとなれば
赤字もしくは利益が殆ど無い状態の提案をするしかありません。
なので
あなたがコインパーク事業で「利益」を再重視するのであれば
専門業者に土地を貸すのではなく、自身で自主運営を行ってみましょう。
このあたりの詳しいことは過去記事にあるので興味があったら見てください。
【個人経営 VS 一括借り上げ】コインパーキングを経営するならどちらを選ぶ?
コインパーキング運営会社の正しい選び方のまとめ
すべての方に当てはまる、コインパーキング専門業者ランキングは存在しません。
最適な運営会社を探す方法は、たくさんの運営会社から提案見積を受け取ることです。
下記のリストを順に連絡すればOKです。
多くの運営会社から提案見積を取るのは
時間と手間がかかりますが大きな違いが出てきますので妥協しないで頑張りましょう。
例えば
毎月の賃料が10万円違ってくると、5年後に得られる賃料の差額は「600万円」にもなります。
多くの運営会社との交渉はそれなりの時間と労力を要しますが、それ以上に得られる利益が大きいです。
ここまで読んできたのであれば
今すぐ上記リストのすべての企業に見積り依頼を行いましょう。
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